インドの神の名を与えられしビーズ

インドの神々と現在

インドの神に祈りを捧げている儀式

インドの神に祈りを捧げている儀式

インドの人口の約8割が信仰するヒンドゥ教。
世界では3番目に信者が多い宗教です。
そのヒンドゥの神々は何万といると言われますが、
全て牛の体の中に、その神々が存在するんですって。
だから、「あぁ、神様が歩いていらっしゃる」って感じで都会でも牛が堂々と歩いているんですね。

 

ざっくりとしたそのインドの神々の歴史は、
元々は日本と同じ八百万の自然崇拝でした。
そこにアーリア民族率いるバラモン教が流入し、
土地の人々を支配・布教するにあたり、
バラモンの神々とその地に根付いていた地母神と結婚させていったという。
また、神々の素晴らしさや強さを面白おかしく神話にして、
農民などに口頭継承でヒンドゥ教を広めていったそうです。

ヒンドゥ教の三大神と言えば、

・ブラフマ―(宇宙・世界)
・ヴィシュヌ(想像主・平安を司る神)
・シヴァ(創造と破壊の神)

上記以外に人気のある神様と言えば、

・ハヌマーン(勇気などの神)
・ガネーシャ(教育・経済の神)
・ドルガー(シヴァの奥さま)
・サラスワティ(音楽の神様)
・ガンジー…

あ、ガンジーはインドの父です!
もはや、ガンジーさんとマザーテレサさんは神と同一視されています。

インド人の家庭に遊びに行くと、
モディ首相までが神と並んで写真が飾られています!
違和感と驚きです。すごい人気ぶりです!
賛否両論は、言うまでもなくありますが…。

インドの手作りシルバービーズ

インドの手作りシルバービーズ

シルバービーズの名前の由来

ヒンドゥ教を信仰する人々は、生を受けると神の名を授かります。
そして何をかくそう、Pronのシルバ―ビーズも、
同じように神々の名を名乗っているのです。
ヒンドゥ教の神々だけでなく、
イスラム教の聖者・聖人の名もビーズに与えられています。
おぉ、なんと神々しいことでしょう!!

 

旅先で出会った人々や、長く付き合いのある家族、
ビーズを作ってくれる職人の名前…
彼らの名前をビーズにつけていたら自然とそうなったのでありますが。

シルバービーズを作り上げる工程

インドの職人がシルバービーズを作る工程1

インドの職人がシルバービーズを作る工程1

シルバーの小さな玉をひとつひとつ貼り付けてビーズを作る様子

シルバーの小さな玉をひとつひとつ貼り付けてビーズを作る様子

火であぶりシルバービーズ制作の最後の工程

火であぶりシルバービーズ制作の最後の工程

とはいえ、一つ一つ手作業で作り上げていく、その小さなビーズは、
その名に恥じぬ美しく繊細な、かつ素朴な味わいを身に纏っています。

シルバービーズとそれを形作るまでのパーツ

シルバービーズとそれを形作るまでのパーツ

クーラーなんてない、風もご法度(だから、勿論、扇風機も使えない)猛暑の中、
2本の線からツイスト線を作ったり、
小さな玉を火で貼り付けて、ひとつのビーズの形にまで作り上げていきます。

 

ネックレスやブレスレットを形作る一部、
ほんのちょっとしたアクセントのシルバービーズだと思いますが、
じっくり眺めてあげてみてください!
ちなみにシルバー製のマンテル金具なども手作りなんですよ!