当店オリジナル制作のシルバー製ターコイズコンチョについてのストーリー。
チベタンターコイズを纏うコンチョ
近年のターコイズはマグネサイトやハウライトを色付けしたものが流通し、本物と呼べるターコイズが稀少になってきています。
当店のコンチョに使用しているターコイズは、チベットの人々に御守りとして長い間身に着けられていたネックレスなどのビーズを加工したり、原石からカボションに加工しています。
チベタンターコイズとは
神々に一番近い山を持つヒマラヤ地方。
密教と仏教の聖地チベットにおいて、古くから御守りとして身に着けられていたターコイズは、親から子へと受け継がれた緑色と色艶が特徴的です。
また、ターコイズは大変高価な価値を持ち、かつてはお寺に寄進するためのお金としても使われたそうです。
この独特なチベタンターコイズの色はとても重要で、仏教の5大要素=陰陽五行(火・水・木・金・土)を表す魔除け色彩の一つを表しているのです。
赤い紐にターコイズを通して肌身離さず着ける人、数珠・髪の装身具としてターコイズが使われたりとチベットにおける重要なアクセサリーなのです。
または五行説とは、古代中国に発生した自然哲学思想です。全ての物事は、5種類「火・水・木・金・土」の要素により、互いに影響を与え、その相互関係により、変化し万物に循環するという考え方です。
黄色=土・赤=火・青/緑=木・白=金・黒(紫)=水
手作りのシルバー製コンチョ
インドの職人による手作りで、シルバー製のコンチョを制作しています。
チベタンターコイズのひとつひとつの形や大きさに合わせて、一つ一つ作り上げていきます。
小さな粒々、ツイスト状のワイヤー、流線などのパーツも、デザインに合わせて作っています。
コンチョボタンで簡単アクセサリーを作ってみよう!
用意するもの
*紐の長さは(手首周りの長さ+垂れ下がる紐の長さ+かた結び部約3cm)×2倍で計算して下さい。失敗しないように、なるべく多目にとって、ゆとりのある長さを用意しましょう!
コンチョボタンのネイティブアメリカン風レザーブレスレットの作り方
手順1:スウェードコードをコンチョボタンに通す
この時、スェード紐の端をなるべく鋭く斜めにカットしておいてください。
手順2:紐2本に好きなビーズを通していく
紐の先を綺麗に2本そろえてからビーズを通していきます。
- まず初めにサイズの小さい、穴の大きさが2.3-2.5mmのきつめのシルバービーズを入れます。
- 好きなビーズを色合いやデザインを考えながら 、腕周りのサイズ分全て通していきます。
手順3:スライド用ビーズを2個入れる
ブレスレットの開閉に必要なスライド用ビーズを2個入れます。
比較的締め感のある、穴のサイズが2.4mmのシルバービーズか、ここで使用している横長のシルバービーズなら穴のサイズが3mmでも役割を果たします。
手順4:紐のエンド部にビーズを入れて、かた結びで完成
最後は、手首から2本垂れ下がる部分の装飾です。
手首まわりをすっきりさせたい人や不要な場合は、そのまま「かた結び」で完成です!
手順5:完成!
是非、楽しんでビーズ選びやデザインを考えてみてください!
スクリューコンチョのレザークラフト
たった5分で、普段愛用しているベルトやレザーバッグ、モカシンなどの革小物の雰囲気を変えてみよう!
革小物にスクリューボタンの付け方
用意するもの
- ターコイズのスクリューコンチョ
- スクリューコンチョを取り付ける革小物・ベルトなど
- 穴あけ工具(ポンチ):穴サイズ5mm用
- ハンマー
- ゴム板などの固めの傷ついてよい下敷き:穴あけ作業用の台。革の下に敷いて使用します。
手順1:スクリューのメス金具を入れる穴をあける
コンチョを取り付けたい部分にポンチを使い、穴を開けます。
コンチョの直径を考えて、その中央部分にポンチをあて、ハンマーで叩いて穴を開けます。
*ベルトの元々ある穴を利用する場合も、ポンチで穴を大きくしてください。
*元々ついていた金具をスクリューコンチョに交換する場合は、その金具をニッパーやペンチで力づくで外してください。
手順2:穴にコンチョを挿し入れる
コンチョの足より、「革の厚み」がない場合は革端切れを使って対処します。
革端切れを丸く切り取り、中央にポンチで穴を開けます。強度も増すのでお勧めの方法です。
手順3:ネジで締めて完成